水源調査レポート(2004年度9月現在)

調査日:2004831日 

所有村:tawatawadi village                  

水源TGPS112

Tawatawadi village から山に登る、5分ほど歩いた地点。

水は山の上より二箇所から流れていた。

水量は雨が降らない季節は少ない。

流れてくる水を高さ15cm程のコンクリートの塀で止め

一箇所集めてからパイプに通している。

 

タンクTGPS115

村のすぐ上に設置されていて水源Tの水が一本

のパイプから流れてくる。

タンクTより水源Tは高度が高い位置にある。

周りは木に囲まれていて日中も日陰なっていた。

水はタンクに溜まり葉っぱ、小枝、ごみ類を沈殿させ

上水のみ村に引くようになっている。

沈殿物が溜まると排出口から出すことができる(下図参照)
タンクの上部からパイプが出ている。口には穴が開いている。

雨季にあふれることはないのだろうか?

問題点

ろ過の状態 水の安全性

タンクの詳細は不明 

タンクの清掃方法

 

水源UGPS113

水源Tからさらに山を十分ほど登った地点

5箇所から水が流れコンクリートの塀で集められ

一つのポンプから下に流れる。

周りは火成岩と木と土に囲まれている

水源Tよりも水量が多い

水が村に届くまでの時間が水源Tよりも長い

パイプには小さな穴がたくさん開いていて

小枝や落ち葉がパイプ内に入らないようになっている

パイプの周りは特に石に囲まれていた

パイプの水が触れている部分は特に酸化していた

パイプ内部の状況は確認でなかった

配管計画の必要性 水の道をどのようにするかが重要になる

 

タンクUGPS114

水源Uの下に設置されている

水源Tよりも高度が高い

タンクTよりも小さくふたが空けられていて

そこから水を溜めていた

タンクの構造はタンクTとほぼ変わらない。

タンクから村までのパイプの通過時間が長いので

タンクTよりも水が汚れている可能性はある

上水は地中を通って村まで流れる

 

 

 

 

 

 

調査日:9月2日

所有村:toga village

水源VGPS117 118

Toga villageから一番近い水源。

断崖絶壁の岩の切れ目から水が出てきていると考えられる

何らかの原因で山肌が一部崩れ帯水層(下図参照)から出てきた水と考えられる

タンクからはポンプ以外からもたくさん水が溢れていた

タンクの上部には石がくっついていてどこまでがタンクなのかよくわからない

村の方の情報によれば乾季はもっと水量は少ないらしいが調査日は乾季である。

調査日前の気候が関わっていると考えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての水が村に通じている。パイプの水とその他の水は使用方法が

異なるのだろうか。

村のそばにもう一つ大きなタンクが設置されている。

村までの水の道は人為的に作られた。(政府指導?)

水路は道路に沿ってG.L.よりも下部を流れている。所によっては地下水路ができている。

水源から村まで目立った高低差はなかった。

この水量だとタンクの掃除は難しい